2017年2月22日水曜日

opera

オペラを生涯の仕事として選んだわけだが、
そんなにオペラが好きだったのかと考える事がある。

実は私はほとんどのオペラが退屈に思える。
はっきりいってくだらない俗物だと思っている。
よくできたオペラと思える作品は2,3しかないと思う。
Verdiなんかどれも筋がおかしい。

椿姫の原作なんか名作なのだが、オペラになると時間の経過が
おかしい箇所がある。2幕の最後なんかアルフレードが
「あいつ、ドゥフォールのところへ行ったな!」といって
血相変えて連れ戻しに行くのだが、3幕で会ったときは
もう半年たっている。アレレとなってしまう。

ボエームという名作オペラもおかしいのだ。
「貧しさ故に病気のミミを助けられない、分かれるべきだ」
ロドルフォの嘆きを聞いてしまったミミとロドルフォが
「春が来たら分かれましょう」と2重唱を歌い出す。
寒い部屋で咳ばかりしているミミがかわいそうだから
分かれたいといった彼が、寒い冬を一緒に過ごして
「春になったら分かれましょう」はないだろう。

どっちも文章だけでは矛盾点がおわかりいただけないと
思うが、とにかく筋がおかしい。
その他にも名作といわれるオペラにも出来損ないみたいな
筋が付いているものが多い。
オペラファンってのはその辺をあまり気にしない。
オペラ歌手という人種はいつも頭を過度に振動させている
ため脳が冒されていて、深く物事を考えられない。
その辺があいまって何となくいまだにオペラが生き延びている。

2017年2月12日日曜日

日米首脳外交

トランプ大統領と阿部首相のしつこい握手、ハグを
見ていると少々気味悪さを感じた。
国と国との外交なんて駆け引きそのものだろうが、
明らかに阿部首相に何か要求を突きつけようという
意図が感じられる。

まあ人と人の場合は誠意を持ってするものだが、
国対国の外交なんてけんかと同じだから
こんなもんだろう。

アメリカ人やヨーロッパ人にはあまりイヤな人はいない
感じがしているが、アメリカとかドイツとか国としてみると
独善的でイヤな国だと思うことが多い。

昔社会党は誠意を持って接すればどんな国とも理解し合えて
平和につきあえるみたいなことを言っていたが、
外交はけんか腰でいいと思う。
もっとずる賢い国にならないと・・・





2017年2月4日土曜日

海ゆかば

還暦を過ぎてそろそろ引退しないといけない時期なのだが、
愛国者としてどうしてもこの歌を歌わねば、
という使命感が芽生えてきた。

母の兄は旧制大阪商科大学で学んでいた頃、
学徒出陣で出征し、昭和20年南方で戦死した。
彼は朝比奈隆氏について音楽を学んでいて、
将来は指揮者を目指していたらしい。
勿論会ったことはないが、私は叔父の才能を継いだと
親戚中のものが言っていた。
事実私は少年時代、叔父が残した膨大なSPレコードで
クラシックに親しんだ。

昭和30年代、私は幼少期大阪、神戸で過ごしたが、
まだあちこちに戦争の爪痕が残っていた。
防空壕跡や焼け残った建物があり、お化け屋敷と呼んで遊んでいた。
気付けば世界第2位の経済大国になっていたが、
これは私のおじやその他大勢の若者達の犠牲の上に
成り立っていると思っている。
国のためと信じて散っていった英霊に哀悼の誠を捧げたいと思って
この歌を特別な想いで歌っている。

https://www.youtube.com/watch?v=ap2ZCaZrqyU

2017年2月3日金曜日

コンサートが終わるといつも腹が立つ!

1月29日にコンサートが無事終了した。
私は一人で渉外、舞台監督、合唱指導、演奏等
大変でいつも自分の演奏時に疲れ切っている。

私の指導する合唱団は、多分三田で一番態度が悪い。
指揮は見ない、遅刻欠席し放題、前奏が鳴っても
まだしゃべってるおばはんがいる。ええ加減我慢の限界に来ている。

この合唱団は三田で一番の合唱団だと思いこんでいるが、
ソプラノでファの音をまともに出せる人がいない。
実は三田では中以下の合唱団なのだ。
評判はいいがそれが自分たちの実力だと思っている。
指導者の能力の差でそうなっているだけだと気が付かない。

終わっても「やった、やった!」という気にはなれないが、
みんな楽しみにしているから打ち上げパーティをやる。
心身共にくたくたになってるときに
みんなの「よかった」だの「やった」だのを聞いていると、
「ええかげんにせー!、ええワケないやろ!」と
怒鳴りたくなる。

合唱の発表会なんてみんながそこそこ金だし合って
立派なホール借りて、指導者にたんまりお礼してやっているのだ。
私の合唱団はタダででられると思っているヤツが多い。
一枚も券を売らないで打ち上げではしゃいでいる奴らを見ると
やめたくてしょうがなくなる。

私は金は要らない。余裕もある。が、
他の合唱団の無能な指導者達がたんまりもらっているのを見ると
少々腹が立つ。プライドの問題だ。
そろそろ潮時か・・・ストレスが糖尿に悪い!

合唱がらみのイヴェントが終わるといつもこういう気分になる。
特に今回は赤字だから余計に腹が立つ。
「なんで私が赤字出して、合唱団にええ目をみせないかんのか」となる。
しかし気を取り直して老人介護のボランティアのつもりで続けることになる。