2015年3月27日金曜日

オリンピック・パラリンピック

今NHKのドキュメントを見ていて気になったこと。
「めざせオリンピアン、パラリンピアン」なのだが、
いつからかなー、オリンピック、パラリンピックを並列で
いうようになったのは。
みのもんたが朝ズバで盛んに言いだしていたが、
あのみのもんたが言うもんだから、なんか偽善ぽかった。

こんなことをいうと人権活動家がワイワイ言いそうだが、
オリンピックとパラリンピックはやっぱり違うと思う。
どこが違うのかなんてここで書くまでもなく皆分かっているが、
皆言わない。
オリンピックとパラリンピックはセットにすべきだという声には
皆「そうだそうだ」としか言えない雰囲気がある。
まあ、どちらも価値はあることも皆わかってるのでね・・・。

こんな誰も見ていないブログだからいうが、
オリンピックで一番になって国旗を揚げてくれると感動する。
あの人と同じ国民であることに誇りを感じる。
パラリンピックの優勝者にも「ハンディを持ちながらよく頑張ったな」
と思いジーンと来るが、前者の場合の血沸き肉躍る感動とは違う。

オリンピック招致のプレゼンに国民が感動したといわれているが、
都知事やフェンシングの選手や滝沢クリステルの芝居がかった
パフォーマンスには、私は恥ずかしいと思ってしまう。
一番にプレゼンしたパラリンピックの幅跳びの女子選手がいたが、
あの人の話も身振り手振りが芝居がかって少しひいてしまうが、
非常に感動した部分があった。それは
「失ったものを嘆くのではなく、今あるもので頑張りたい」
みたいなことを言っていた。いろんな面で恵まれた女性であったろうに
片足を失って失意のどん底を味わったと思う。
こんな前向きな言葉が出るまでにどれだけつらいことを乗り越えただろう。
「強い女性だなー、美しい女性だなー」と素直に思った。



2015年3月23日月曜日

発声法について

私は今でも多少声楽を教えている。
気をつけていることは「こうでないといけない」と言わないこと。
まあ、いろんな方法があるのだ。

ちょっと古めの声楽教師がよく言うのは「息は鼻から吸え」である。
私は歌う口でそのまま吸えと言っている。これは世界の常識だが、
あまりに鼻から吸う人が多いので、それでも良いと言っている。
まあ声楽ってのはどっちでも良いことがたくさんあるが、
ダメな教師は自分が教わった方法以外をダメだと言う。

私は「どちらでも良いよ マリア・カラスも鼻から吸うから・・・」
とよく言っていたが、気になってよくよく見たらカラスは口から吸っていた。
鼻が異常に大きい人だからどうもそういうイメージがあったが
実は違った。カラスさん、ごめんなさい!

今はDVDもYOUTUBEもあるので、歌を教える人はよく見てみることだ。
よくよく調べると鼻から息を吸う人はいない。
Franco Corelli がたまに鼻から吸うことがあるくらいだ。
デルモナコ、ステファーノ、ドミンゴ、カレラス、バスティアニー二、フレー二、
カプッチルリ、テバルディ、素人さんには分かりにくいかも知れないが
みんな口から吸う、というか、みんな自然に分からないように吸う。
関西によくいる「口を閉じて音を立てて鼻から息を吸う」ような歌手はいない。
だれか鼻から息を吸う世界的な歌手がいたら教えてください。
まあ喉を開いて、お腹から声が出るのならどっちでも良いと思うが・・・。

声を出すときは「腹をひっこめろ」と言う人と「腹を出せ」という人がいる。
厳密には「下腹を引っ込めてみぞおちあたりは突き出す」というのが
1960年フースラーの研究以来の世界の常識だ。それも単純ではない。
1回4万5千円もレッスン料を取る人が「鼻から吸って、腹は出せ」と言うらしい。
その犯罪的な声楽教師にはあきれるが、
生徒の方も少しは考えて、そんな先生とは絶縁しなさいといいたい。
そんな古手の人がまだまだ関西にはびこっている。
関西に歌える人が極端に少ないのは当然である。


2015年3月4日水曜日

さよならは言わない

3月1日三田郷の音ホールでのコンサートで演奏した「さよならは言わない」をアップ!

マイホームをもって最初に飼った愛犬ジョン君が腸炎でショック状態になり、
獣医さんに心臓マッサージしてもらっていた。
意識不明が続いていたが最後の力をふりしぼり、頭をもたげてこちらを見た。
「お父さん、お母さん、ありがとう」って言った気がした。
そんなことを思い出して作った歌が今では神戸市その他の
動物慰霊祭の歌として歌われている。
この歌のおかげか、コンサートでは17,550円ほどの寄付が集まった。
日本動物福祉協会阪神支部「CCクロ」に寄付させていただく。感謝!

「さよならは言わない」作詞・作曲 中塚雅敏
あの日あなたと歩いた 浜辺の小径に来てみた
潮風浴びたあなたに また会える気がして
別れの朝 澄んだ瞳で ありがとうって 言ってくれたね
さよならは言わない だって つらすぎるから
さよならは言わない きっと また会えるから
今も覚えているよね 並んで星座を見たこと
にじんだ星を見ながら なぜか悲しくなかった
信じ合うきずな 愛し合う喜び 寄り添いながら 分かち合えたね
さよならは言わない だって つらすぎるから
さよならは言わない きっと また会えるから