2016年2月13日土曜日

除染

丸川大臣が福島の除染について問題発言をし、すぐさま謝った。
私はあたりまえの普通の話だなーと思ったが、マスコミ的には
「そらやったぞ!追求だ!」となってしまう。

完全な除染など出来るわけもなく、する意味もないと思う。
みんなわかっているのだけれど口に出来ない。

また、東北の何千人の行方不明者の捜索に莫大な金と人が
使われている。遺族の人に言いたい。
「もうあきらめてくれ!骨が見つかったってそれがどうだというのだ」
これも我々の税金なのだ。
泥をかき分け骨を捜している人の身になって見ろ!
捜したければ自分でやれ!


神戸の震災時、ウチの近所の仮設住宅の人たちは
口をそろえて「長田に帰りたい」といっていた。
復興住宅に移り住むときには仮設の人たちと別れるのがイヤだ、
といっていた。

長田に帰りたいと行っていた人たちで帰っていったひと達もいたが、
決して満足ではなかっただろう。
実はもどっても幸せにはなれないのだ。

彼らが求めていたものは単に長田という土地に
帰りたいと言うことではなく、お店、人等コミュニティを求めていたのだ。
でもいったん町がつぶれてしまったら残念ながらコミュニティは戻らないのだ。

福島の人たちも除染が終わって福島に帰っても元の生活が、
元の地域社会が復活するわけではないことを知るべきだ。

福島の県民200万人に一人あたり1000万円をお渡しし、
よそで住んでくれとお願いした方がみんなが幸せになれただろう。

無尽蔵に金をつぎ込んで無意味な除染を続けるよりよほど安上がりだ。
莫大な除染費用は我々の税金である。

国は強権を発動しても気のせいばかりのわがままを許さず、
みんなが結果的に幸せになれる方法をとることも必要ではないだろうか。

そういう合理的な政策がとれないのは、
一部の人達の迷信、わがままを無視できないからだ。

遺骨なんて求めないでくれ!
誰の骨かわからんのだから!

福島に戻るのは諦めてくれ!
福島はそのままにして立ち入り禁止でいいじゃないか!
日本はまだまだ広い。新しい土地で新生活を始めてくれ!、

だれかが勇気を持って言うべきだっただろう。