2017年1月26日木曜日

楽しい音楽会

歌を引退(?)した私の、今の仕事は音楽会を主催することだ。
なんとかお客さんに喜んで頂きたいということを第一にしている。

間違っても数人が入れ替わり出てきて何の芸もなく演奏する、
という発表会形式の音楽会はやりたくない。
実は世の中の音楽会のほとんどがこれだ。
客は義理で来るだけ、自分の関係者の演奏だけを聴く。
学生の発表会の延長は、もううんざりだ。

かといって変にひねった音楽会も困りものだ。
世の中「楽しい音楽会」みたいな題名付けて開催される音楽会は多い。
でもそのほとんどは面白くない。ごく一部の素直な、奇特な方々は
喜んでくれるが、その他の人は白けて引いてしまう。

歌で「世界をめぐる」みたいな題も笑ってしまうのだ。
何人かがイタリア、ドイツ、フランス、日本くらいの歌を
ただ何の芸もなくタンタンと歌うみたいなやつ。

ホントに楽しんで頂ける音楽会を主催するのは難しいのだ。
出演者の実力は大事。自分が聴いたこともない演奏者を選ぶときは
仕方がないからコンクール賞歴、学歴等参考にするが、
だいたいはずれない。やっぱり大事だ。

また大事なのは全体の演出力、工夫等だが、
なによりこんなことしたら喜ぶだろう、なんて勝手読みして
独りよがりの企画をしてはいけない。
素直な奇特な人々を頼ってはいけない。

最後に宣伝だが、1月29日に開催する「祈りのコンサート」は
ボヘミアン・ラプソディを芝居仕立てにしたり、ミゼラブルの
ハイライトをやったりと、少しは楽しんで頂けると自負している。
しかも素人のシルバー合唱団が必死で頑張っている姿は
なかなか見応えがあると思う。
乞うご期待!!!

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