2017年4月9日日曜日

我が合唱団解散!

私が12年間指導してきた合唱団が昨日4月8日解散した。
これが最後の舞台だ。

https://www.youtube.com/watch?v=JIOevqND95I

日本の合唱界全体に言えることだろうが、世代交代できないのだ。
若い人が合唱をしないのでどこも衰退して老人だけがやっている、
というのが現状だ。

合唱指導者達にも問題があると思う。
やたらめったら細かいことを言ったり、
たとえ話ばかり言って表現させようとしたり、
自分もまともな声が出ないから合唱指導者してるくせに
やたら発声指導したがったりという人が多くて・・・・・
合唱って退屈だなーと思われてしまっている。
評判のよい指導者というのは、いろんなたとえ話をして
笑わせたりする人で、
そういうのがわかりやすい指導と言うことになっている。

いい音楽は何も考えなくてもある程度楽譜通り歌えば、
立派な音楽になるようにできている。
何も細かいことを言う必要など無い。
自分の知識、技術を吹聴したくてやたら指導が多い人が多い。

これはアマチュア合唱の指導者に限らず、
オーケストラの指揮者にもいえる傾向だ。
楽譜通りに演奏すれば立派な音楽になる、なんていったら
指揮者の価値が無くなるので、やたらこだわりを見せる。
CDなんか買うとき、私は指揮者なんて誰でもいいと思っている。
アバドでも小沢でもムーティでもいい音楽ならいい音楽だ。
一応専門の学校で勉強した私でさえ違いはあまりわからないんだから、
アマチュアが指揮者の違いなんかわからないはずだ。
いや、違いくらいわかるだろうが、どちらが優れているかなんて
どうでもいい問題だろう。

私はそんな合唱界に挑戦する姿勢でやってきたが、
あまり理解はされなかったようだ。
自分が演奏するんじゃなくて他人に演奏させるのだから、
思うようにいかず大変難しい。

我が団も、解散を惜しむ熱心な団員が少しいて心痛むが
まあ諸事情があって解散となった。

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